カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
時間のたつのは早いものです。
腰の手術をしてから1年半が経過しました。
脊柱管狭窄症という病名でした。
2年間に亘って徐々に痛みが増してきてやむを得ず手術をすることを決めた訳です。
それまでの2年間に通院した医療機関がたくさんあります。
何とかならないかと試行錯誤の上、夢中で通院しました。
鍼灸院4か所、接骨院2か所、整形外科5か所、ペインクリニック1か所、カイロプラクティック1か所、ほとんどが人から聞いたいわゆるおすすめの医療機関でした。
自分では「溺れる者は藁をも掴む」の心境だったように思います。
残念ながら症状は悪くなるばかり、やむを得ず手術に至ったわけです。

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手術もどこで実行するかどうか随分と迷いました。
結果として仕事の関係もあってなかなか時間が取れず、2泊3日の入院で手術が可能である近くの病院で施術しました。
しかもその病院は手術前1週間の検査で施術が可能でした。
知人がその病院で、また僕と同じ脊柱管狭窄症で手術をしたことも背中を押されるような形になったわけです。
スピーディに施術できたことで仕事上の御迷惑はおかけすることがなかったと振り返ります。

手術をした後、退院して1週間で全くの歩行困難になりました。
手術した箇所に血栓ができて、血液の循環が困難になったようでした。
すぐさま手術をした病院に連絡をして再手術をしていただきました。
その後は痛みは消え歩行が可能になってきました。

とはいうもののまだ一般の方の様に普通には歩くことが出来ません。
手術した後、痛みはありがたい事に消えましたが足に麻痺が残ってしまっています。
その関係でまだまだ日常生活に不自由が生じています。
施術した病院は残念ながらリハビリがありませんでした。
やむなく別のリハビリ施設のある病院でリハビルをお願いして現在に至っています。

1年以上(月5回程度)リハビリを継続していますが、残念ながら効果が出てきていません。
そんな中で唯一効果的なのではと思うものが自分で歩く、ウォーキングです。
かつてはランニングしていた地元の遊歩道を、約1時間かけてゆっくりと週4回程度歩きます。
この遊歩道はたくさんの人が歩いたり、ジョギングしたり、ワンちゃんの散歩をしていたり、自転車が通ったりします。
特に土曜日、日曜日に至っては結構にぎやかです。
かつては颯爽と走ったりしたこの道を、今は殆どの人に追い抜かれてゆっくり歩行します。(少し寂しいというか、残念な気もしますが…)
このところ暑い日もありますが、いい汗をかくことは気持ちが良いですね。

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その人たちの中で多いのがシルバーの方の散歩でしょうか。
時には僕よりもはるかに重傷でご不自由をしておられるかたにも遭遇します。
すれ違う時に「頑張ってくださいね」と囁きもします。
僕も勇気づけられます。
但し、1時間のウォーキングは決して楽なものではありません。
途中で3回ほど休憩を取ります。
また、モチベーションを高める為にイヤホーンで好きな歌を聞いて歩いています。
これは効果的ですね。
遊歩道は車が通りませんから、安心して音楽を楽しみながら足を動かしています。

このウォーキングが何となくですがリハビリになっている感じがしています。
本当に、目に見えない形ですし、全く理解できない感じなのですが、ほんの少しづつ改善されているような気になっています。(そう思うしかないからかもしれませんが・・・)

最近はこのウォーキングは自分にとって仕事であると考える様になってきました。
健康であることは何よりの財産であると思います。
健康は素晴らしい事ですよね。
「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」とも言います。
有難いことに仕事も継続しています。
この体ですから無理してまでは仕事をしようとはしていませんが、それでも仕事は楽しいものです。
社会貢献は何よりも自分が望むものです。
仕事を自分から取ってしまったら寂しさだけが残ってしまう気がしてなりません。

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仕事の折にも受講者の方々や仕事先の社員さんに申し上げています。
元気が一番、元気なうちにいろんな挑戦をしてみましょうと。
人は健康なうちは自分の健康に感謝もしないし、気もつかないものです。
後悔したくない、ただ一つの人生の為にも健康に感謝して頑張りたいものです。



カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
最近テレビで「虎に翼」というNHKの朝ドラがヒットしていますね。
僕も楽しみにして観させて頂いています。
なんでも日本で初めての女性弁護士=三淵嘉子さんのお話ですね。
主人公を演じる伊藤沙莉さん(お笑い芸人のオズワルドの伊藤さんの妹さんなんですね)も好評の様ですし、女性の社会的地位が随分と現在と違っていたことで大変だった様子が伝わってきます。
現在もまだまだ日本における女性の状況が改善途中とも考えられますが・・・。

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かつて僕が小学生時代ですが我が家では「家族会議」というものが存在しました。
僕の両親は二人とも教員で職場結婚、「家族会議」は誰の発案だったのかは不可解なのですが、いずれにしても定期的に「家族会議」が開催され子供であった私達(ちなみに僕が12才の時、妹が11才、弟が6才でした)も決まって個人的な意見を述べる形になっていました。
この「家族会議」で決まったことは、必ず守らねばならないというルールがあったように記憶しています。
そこには戦後の民主主義の影響が少なからずあったような感じがしてなりません。

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今いろいろと住宅会社に顔を出させて頂いて思う事です。
ちょっと社内の会話が少ないのではないかと感じています。
顔と顔を交えた、目と目を合わせた打ち合わせというか、ミーティングはとっても重要に思えてなりません。
極端な事を言うと、つい隣に席がある場合にあっても携帯でメールでお話ししているとか・・・?そんなことはありませんか。
営業に例えれば、お客様との会話が少ないのではと感じています。
ご存じの様に人は会えば会うほどにその人との信頼関係が生まれるものです。

他人が、徐々に、知人になり、友人にそして親しくなっていくものです。
一歩一歩信頼関係が構築されていくものです。
お互いがもっと関心を持つことも大切な気がします。
研修で時々感じていることです。
なんか変だな?と感じてしまう事です。
もっとコミュニケーションしておこうよと思うわけです。
その責任はリーダーやマネージャーにあると言って間違いないでしょう。

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会社が嫌に静かな事も気になります。
もっと元気があって声が良く出ていると安心もします。
いろんな雑談もしてほしいですね。
世間話も苦手な方が多いですね。
大体において新聞を読まない、テレビもあんまり見ていない、世の中がどのように動いているかニュースを知らない。
ニュースソースはあくまでスマホなんですね。
時計もしていない、時間もスマホでチェックしています。
悪いとか言っているわけでなないんですが、何かしら寂しい感じがしています。

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こんなところにも業績の良い企業とそうでない企業の差が出てきています。
つまりは業績の良い会社は社員通しが関心を持ちあっている、会社に来るのが楽しい、仕事が面白い、お互いが喜びあったり、慰めたりもする。
プラス思考で仕事が出来ている、些細な事がハラスメントの対象にならない。
リーダーがへっちゃらでメンバーを叱る、褒める時は褒める。

そんな事大したことではないのでは…とお思いですか?
イヤァこれが大したことなのですよ。
改めてお聞きします。
毎日のミーティング、報告・連絡・相談できていますか。



カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
妻の誕生日でした。
年齢を感じさせない彼女の若さにはいつも感心させられます。
少なくとも実年齢から10才は若く見えますね。(決してのろけではありません)
またファッションセンスの良さも彼女の魅力かもしれません。
ですから服装については僕がよく彼女から注意を受けます。
確かに彼女の言うように着こなせば僕のセンスも高まるようです。

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実は昭和世代の僕にはどうも苦手な事があります。
彼女を褒めるのがどうやら上手くないようです。
何かこう照れるというか恥ずかしいという感覚が先に立ってしまいますね。

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とはいっても企業に在っては毎年新入社員が入っても来て、いつまでも昭和を引きずるわけにはいきませんね。
褒めて育てる事の重要性は十分僕も理解しているつもりです。
ただ最近は逆にリーダーやマネージャーがメンバーを叱る事が下手になっている感じがしてなりません。
ハラッシュメントを怖がらず、怒るのではなく叱る事を重要視したいものです。
愛情を持って叱ればメンバーもわかってくれると信じたいですね。

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今回は彼女の希望もあってホテルでランチスタイルでの簡単なプレゼントです。
しかも彼女の好みのフレンチです。
正直僕はどちらかと言えば和食党、フレンチは苦手なのですが、ここはもうしっかり譲って美味しく頂きました。
今回のホテルはかつて僕たちが結婚式を挙げたホテルの跡地に立った外資系ホテル、
この場所で結婚式を挙げて人生の再スタートを切ったわけです。
そういう意味では思い出が詰まった場所でもあります。
すぐそばには国宝の犬山城が見えて風光明媚、この日はあいにくの線状降水帯が予想される雨でしたがゆったり気分で食事出来ました。

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自分では随分と太く、濃く生きてきたつもりですが、人生の終焉が刻々と近づいてきているようにも感じます。
悔いない人生の為にも、健康でもう少し社会貢献したいものです。
またそういったことが可能であるのも妻の内助の功のおかげでもあります。
今まで以上に感謝の心を持って日常を過ごしていきたいものです。



カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
大リーグでは大谷選手の大活躍が今年も続いています。
期待を裏切らない、その姿は日本中に元気を与えてくれています。
元気や勇気を身に着けたいばっかりに時間が許せばNHKBSテレビの大リーグ中継に目が点になるほど釘付けになる事もしばしばです。

試合開始前に見るいつもの光景があります。
選手全体がお互いにグータッチをして士気を高める光景です。
まさにモチベーションを挙げて勝利に向けて全員で心を一つにして頑張ろうとするセレモニーでもあります。

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私達の企業にあってもこういったことが重要に感じています。
単純な事であるほど効果が出るようにも思います。

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先日読んだ書の中にもこういったものがありました。
タカマツハウスの現実を書いた『最強チームの作り方』です。
何か僕の書『すごい部隊のつくり方』と書のタイトルが類似していて興味深く読ませて頂きました。
全員営業体制など随分と類似点がありました。
タカマツハウスは高松建設の新たな形の住宅部門です。
かつて積水ハウスにも籍を置いた事のある高松建設社長の高松孝年社長の想いが形になった住宅会社と言っていいでしょう。
この高松建設さんは講演や社員研修で仕事を何度かご縁を頂いたことがあります。
日本で最古の企業と言える金剛組の経営が厳しい折に支えた実績もお持ちの素晴らしい企業です。

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タカマツハウスは積水ハウス出身の藤原元彦社長のもとにわずか3年で売上高191億円を達成しました。
素晴らしい進捗です。

タカマツハウスには社員を本気でたたえ合う文化があるそうです。
(『最強チームの作り方』から以下抜粋します。)

「当社の朝礼では頻繁に拍手をする習慣があります。
成果を上げた社員に称賛の拍手を送るのです。当社にとっては拍手は日常的な当たり前の風景です。」
「よし、それでは心を込めて拍手してみましょう!
おめでとう!とリーダーが声をかけると明らかに先程とは違う熱気に包まれます。
よーし、もっと出るはずだからもっと大きな拍手~
すると執務室が割れんばかりの拍手に包まれます。」
「拍手の力は絶大です。
応援されることで不思議な力が出てきます」
「拍手なんて、本当に簡単な事で、できない人などいません。
でも朝から本気で拍手をしている社員は、いそうでいないのです。
称賛や応援の拍手は大きければ大きいほど良いに決まっています。
そんな当たり前のことを当たり前にできる企業文化が大切なんだと思います。」

研修で住宅会社を中心にいろいろと企業に出向きます。
「あなた方の会社は組織になっていますか?」とお尋ねします。
「まだまだ集団といった感じです。組織になるのはこれからです」と返ってくることが殆どです。

野球を始め多くのスポーツはチームで戦います。
決してグループではありません。
塊度の高いチームの力が不可欠なのです。

伸びていく企業の特色は組織力が強い事です。
一体感のある組織は業績向上の大きなポイントです。
一人の力をみんなの力に!
塊度の強い組織こそ我々に求められる企業の姿です。

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心を一つにするグータッチや拍手、大賛成です。
今こそ集団を組織に、グループをチームにしていきましょう!!






カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
現役の住宅営業の話を聞く機会が数多くあります。
僕の方から積極的にお聞きするようにしています。
現役の住宅営業の悩みにも興味があります。
ご存じの様に住宅会社によって販売単価が随分と違います。
メーカーの方々からは、自分たちの会社は坪単価が120万円もして,なかなかそれに適したお客様がいないという話もよく聞きます。るようです
高いから売れないという気持ちを持っておられるようです。
一番多い悩みは新規の顧客名簿が思うように取得できないという事でしょうか。
展示場へお客様が来られても ほとんどが計画の無いお客様ばかり、具体的な計画のあるお客様が来場しないと言ったこともお聞きします。
個人的には展示場へお越しになるお客様が計画がないということは本当かな?と思っています。(よほど来場特典があれば別ですが)
実際ほとんどのお客様は初めてお会いする住宅営業に対して最初から本音を言うかどうか疑問です。
紹介客で信頼を頂いている場合は話は別ですが・・・。
ですから最初の出会いではまずはお客様の心を開くことが肝心ですね。
世間話良し、自分のプロフィール・シートをお見せしてお客様との垣根を取る工夫も大事です。
お客様と共通点が見つかると何か他人が知人になってきたような感覚になってきて商談も自然に弾んでくるものです。

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今、全国の住宅展示場の建て替えサイクルが随分と長くなってきています。
かつては6年から8年といったところでした。
その理由として現在建てられている住宅展示場の規模が大きくなってきていること、
つまりは建築する展示場が大きくなってきていること、展示場にかける費用が大きくなってきたということがあげられます。
ですからオープンから10年以上経過している展示場が多いですね。
中には20年以上も経っている展示場も存在します。
そういう場合、設備や家具が時代遅れになったり、見栄えがしなくなったりもしますから一般の住宅の様にリフォームする必要性もあります。

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僕が会社員時代、東京の支店長だった時に、立川市のハウジングワールドという総合住宅展示場がエリア内にありました。
現在も54区画あってその規模は大きいのですが、当時は68区画あったと記憶しています。
その中に10区画ほど邸宅ゾーンという区画があってそこに3億円の展示場を建築したことがありました。
どんなことが起きたと思いますか?
展示場が大きく豪華だと、それなりのお客様が来られるという事です。
3億円の建物の受注も現実化しました。
展示場の建て替えサイクルも10年を超えていたと思います。

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現在住宅営業の生産性がかつてと比べて随分と低くなってきています。
毎月1棟販売する事が不可欠だった私達の時代が懐かしく思われますが、現在は住宅メーカーの場合、3ヶ月に1棟が契約パターンと言っていいでしょう。
但し契約受注の金額が4500万平均となってきてもいます。
つまりは1カ月にならすと1500万の生産性、1年だと1億8千万の受注となります。
粗利益が30%とすると一人の住宅営業が1年に5400万挙げているという勘定になります。
そして直間比率の高い会社と低い会社で差が出てきますが仮に40%とすると社員一人当たりの利益が2160万という値になります。

営業が70%だという住宅会社もありますが、個人的には営業比率が50%程度で考えていくべきかと考えています。(会社事情でいろいろと違ってきますが)
僕の顧問会社の中には全員営業という考えで経営を考える会社もあります。
この辺りは経営者の考え方ですが、内務社員を増やしたときに気を付けなくてはいけない事は、必要のない仕事を作らない事です。

人は会社に顔を出すと生産性に関係なく自分は仕事に従事していると考えます。
ですが生産性が伴わない業務に従事している人たちにとっては、必ずしも仕事をすることが業績向上とはいいがたい現実があります。
そのあたり住宅営業は数字で判断される立場にいますから解り易いものです。
僕が支店長時代は全員営業意識を持ってもらい、営業外社員に対しても何らかの物差しを作って数字化していました。
どんな物差しにするかを自分たちで考えて頂きました。

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販売会社であるわけですから、社員全員がお客様係になるように努めました。
設計や現場監督はお客様との接点はありますが、積算や総務、経理担当の社員さん達は常日頃お客様との接点を持つことが少ないものです。
そういった社員さん達にも現場に出ていく機会を極力作ってあげ、じかにお客様と触れあう事で営業意識を高めていった記憶があります。

もっと言えば派遣社員さん達、さらに言えば関連会社や取引業者の方々にも販売会社としてのマナーやルール、お客様を絶えず意識した組織としての在り方、一体感を重んじた組織づくりを目指しました。
コミュニケーション、時間管理、顧客目線での日常行動を意識したものです。

最近、どうもコンプライアンスの関係もあってか強い会社作りがおろそかになっているように思えてなりません。
どうなんでしょう、いささかオーバーコンプライアンスなのでは・・・?
マネージャーやリーダーがメンバーに対して、しっかりと日頃からコミュニケーションを高め、心を掴んでおき、指示を明確にして数字を使って行動の徹底を図る事が大切です。
やる気のある社員をいかに数多く作っていくか…これが管理者の義務と考えます。

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円安もしかり、日本企業の衰退もしかり、寂しい話が渦巻いています。
そんな中で勝っている会社、勢いのある会社も存在します。
会社に顔を出すのが楽しい、仕事は大変だけれどやりがいがある、仕事をしていると成長をしている実感がある、生きている実感が仕事の中に在る・・・
見捨てたものじゃない、もっとできる、頑張りたくなる仕事作りめざしましょう。


カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
2023年度の新設住宅着工戸数が発表されました。
前年度から7%減の80万176戸という数字です。
その中で持ち家はというと、21万9622戸です。
1959年度(昭和34年)20万7546戸だったことがありましたが、それ以来の少なさです。
全体的にもリーマンショックの影響が大きく出た2009年度の77万5277戸までの減少にはならなかったものの随分と少なくなってきています。
そんな中で埼玉県が14,3%増、半導体企業の進出の影響もあって北海道が11,1%、熊本が17,8%増となっているのが特筆されます。
これからも住宅着工減少が続くと予想されますが、住宅業界に生きる私達には不安にもなりますね。
また空き家の数は逆に年々増えてきていて900万戸を超えてきています。
ますます住宅が余ってきているという事になりますね。
そこには少子化…人口減少の問題も根底にあると言えます。

実は、研修時の受講生の方々には、このあたりの現実に対しての意識を持っていただくことが重要ですね。
住宅業界に生きているものとしてはできれば知っていて欲しい事です。

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常日頃感じていることをお話しします。
何かといいますと、自分たちの住んでいる街の事です。
例えば自分の住んでいる市町村の人口、世帯数、もっと言えば自分の街でどのくらいの住宅が毎年、建築されているのか。
自分たちの販売エリアには住宅会社はどのくらい存在するのか?
どんな人たちが住んでおられるのか?
分譲地の状況、建て替え団地があるのか、どんな企業があるのか、企業の社宅は?
区画整理地はあるのか、用途地域の状況はどうなっているのだろうか。
競合他社のホームページはどんな風に創ってあるのか?
学校は?医療施設は?買い物は? 交通機関は?

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いろいろとありますが、こういったことが住宅会社としてエリアにおける戦略を創るということにつながるものです。
市場(マーケット)を見て戦略を立てる事が重要ですね。
エリアの中での需要に対して、どんな形で供給していったらよいのか。
地域のビルダーとして今後も生きていく為にはどんなことを実行したら良いのか、販売価格はどのくらいが妥当なのか、経営状況を良くしていく為には何が必要なのか?
住宅以外の事も考えていかねばということもあるかもしれません。

街の中には様々なヒントが眠っています。
自分たちの街にぜひ関心を持ちたいものです。
最近は新聞読まない人多いですね。
ニュースソースはスマホなのでしょうか?
地域の新聞にもいろいろと仕事のヒントが眠っているものです。

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住宅業界に生きる人たちの 一人一人が意識を高くして、住まいのプロになっていく事が大切だと考えます。

カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
ゴールデンウィーク前の日を使ってに久しぶりに家族で静岡のリゾートホテルに宿泊しました。
前日まで天気予報は雨でしたが、晴れ男が幸いしたのか雨に降られることは一度もなく
快適なドライブが出来ました。(ありがたい事です)

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実は今回のこのホテル、僕は21年前(積水ハウスの東京時代)に幹部のゴルフコンペの際宿泊したことがあります。
ところがほとんど当時の記憶がどこかに行ってしまっていていました。
やっぱりというか家族の旅と社内の宿泊では雰囲気は全く違いますね。

このホテル、ワールドカップサッカー日本代表のベースキャンプホテルとなっていたり、2018年のファンタジー・オン・アイスでは羽生結弦選手も宿泊されておられます。

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歴史ある古民家を移築した匠の技が息づく空間や、日本の伝統美を現代の感性で進化させた魅力ある佇まい、広大な敷地に現代の平城ともいう非日常空間がありました。
また、遠州瓦の藁屋根と花梨の木レンガを敷いた回廊、その壁面を飾る工芸やアート、木製のデザイン家具など新旧の和のエッセンスがちりばめられていました。
今回の旅は前回とは全く視線が変わりました。

食事の際、目の前に広がる日本庭園が迎えてくれましたが、実は何よりも癒されたのは2台のスウェーデン製の芝刈りロボットでした。
ミニカーの様にゆったりと、静かに、真面目に仕事に励む姿が印象的でした。
何でも自動で充電もし、休みなしに動き続けられる従順な可愛いロボットらしいです。
宿泊客の方からも、とっても好評らしいですよ。
このロボット君たち、おもてなしの立役者かも知れませんね。

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このホテルはご存じの方もあると思いますが、ヤマハが音で培った「感性」と「文化」で、四季折々の自然を愉しめる宿となっています。

普段はというとゴルフで来られる宿泊客も多いのかと思いますが、たまたま宿泊したこの日はお客様も少なめで、ゆったりと湯につかり何もしないという贅沢な時間を過ごさせてもらいました。

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手術以降の健康面の問題もあって長距離の車の運転を避けています。
今回も自宅からは2時間という近距離で、まさにゆらり旅でした。
日頃の家族への少しばかりの感謝の気持ちも込めての小旅行でしたが、家族は喜んでくれたでしょうか?

久しぶりの家族で出かける事は、出張時とはずいぶんと気分が違いますね。
円安の影響もあってか、世間ではオーバーツーリズムで海外からの観光客も増え、混雑する宿が多いようですが、色々と詮索すると穴場の宿を見つける事も出来ます。
そうやってリサーチする事も結構楽しい事です。
今迄中部圏の温泉宿には随分と出かけたように思います。
東北や北海道、九州や四国となると車で出かけるのは多少無理があります。
これからは公共機関とレンタカーでということになるのでしょうか・・・。

健康である事があくまで条件ですが、機会を増やしてもう少し癒しの旅に出かけたいものです。
それは人生の旅の充実にもつながっていくように思います。


カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
僕が日常行っている企業の研修は様々です。
マネージャー研修、営業研修、顧客満足研修、ボトムアップ研修なんて言うのもあります。
各々みな特徴がありますが、毎回僕が元気を頂ける研修があります。
何でしょうか?わかりますか?

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実は新入社員の研修です。
丁度この4月は新人さん達の研修の時期ですよね。
ある意味一番未熟な人たちなんですが、彼らと一緒になって研修会を実行していると、つい講師の僕の方が教えてもらうことも存在します。

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純粋に彼らの学ぼうという気持ちが伝道してくるせいかもしれません。
従順で懸命な彼らと時間を共有していると実に気持ちが良いものです。

僕はいつも新入社員さん達に対してあなた方は力があるとお話しします。
先輩にはない唯一の力があるんだよと申し上げます。

僕もかつて書かせていただいた著書『住宅業界の新入社員が1年でトップ営業になる方法』に書かせて頂いてもいます。

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そこに書かせて頂いている新人さん達の持つ力はこの様な力です。
1、従順という力
2、挨拶ができる力
3、可愛いという力
4、熱意があるという力
5、将来性があるという力
6、行動力があるという力

他にも、「笑顔の力」「聴く力」「清潔な力」「第一印象の力」なんて言うものも在るように感じています。

気持ちの良い彼らを僕も背中を押してあげるようにしています。
あなた方は夢を売る仕事なんだよとか、お客様が一生で一番大きな買い物をするお手伝いをするんだよとか・・・。
そしてまたそうであるからこそ「あなた方が一番の商品なんだよ」とも。

僕はおそらく人一倍新入社員さんが好きな様に感じています。
そしてその証拠にかつて自分自身が自分のチームに配属になった新人さん達におそらく人一倍の愛情を注ぎこんだように振り返ります。
また彼らに対して期待もしました。
その結果彼らは一年目から結果を出してくれました。
まさに新人の力を思う存分発揮してくれたように思います。

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考えてみれば彼らは純粋です。素直でもあります。
指導したことを真摯に捉えしっかりと真似してくれます。
これは彼らを預かった上司にとってはとってもやりがいのある事です。
成長していく人たちを自分の目で確認することは素敵な事でもあります。

この4月も新人さん達は研修の場を通じて僕に色々と感動を与えてくれました。
・社会人としても身だしなみをしっかりとしたい
・挨拶や返事を明るくしたい
・メモを徹底したい
・向上心を持ちたい
・会社の事を深く知りたい
・お客様に選んでいただくのは私達の人間性にある
・時間を守る、約束を守る
・熱意と素直さだけは誰にも負けない
・地域の事をたくさん覚える
・とびっきりの笑顔で挨拶する
・全身を使って挨拶をする
・上司や先輩にとにかく気に入られる
彼らの澄んだ目から、彼らの溢れる情熱を感じることが出来ました。

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毎年思う事です。
講師の僕が彼らの態度から色々と学ばせていただくことが多いなと。
嬉しい研修です。
新人さん達の研修は僕自身が気持ちをフレッシュにできる研修でもあります。


カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
スポーツ観戦大好きの僕にまた拍車をかけるような出来事が起きつつあります。
何かというと中日ドラゴンズが絶好調という事です。
昨年は阪神タイガーズが見事日本一になって関西を中心に大きな盛り上がりを見せましたが、ひょっとして今年は名古屋が大きなうねりを見せる事になるかもしれません。

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僕はチームが優勝するということになると監督の采配が大きく影響するものと考えています。(これは企業における経営者の指導に重なります)
ですから立浪監督のマネジメント能力が当然ながら問われます。
失礼ながら昨年の中日は最下位でした。(勝率は0.406です)
その前の年も最下位でした。
監督を引き受けての最終年が今年であるわけですが、責任を取って昨年で終わるのかと思っていたぐらいでした。

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立浪監督54才、PL学園高校出身。
初年度から1軍定着、そして新人王を取得しました。
打者としては日本で一番数多く2塁打を打った打撃名人です。(487本、凄いですね)
1試合の安打数5安打を5回、サヨナラ満塁ホームランも2度打っています。
オールスターには11回選出されています。
1996年にはサイクル安打も達成しています。
最多得点(2度)や、最多出塁も・・・もう素晴らしい経歴のスター選手です。

余談ですが、たまたま僕との接点もあります。
かつての愛知の顧問会社では立浪さんの御自宅を建築させて頂きました。
立浪さんの通っておられた整体に僕も通院していました。
偶然でしたが、名古屋のステーキハウスではカウンターでお隣りに座ったこともあります。(谷繁元信さんもご一緒でした)

世間では名選手、名監督にはならずといったこともよく言われます。
僕もまた立浪さんはマネジメントは得意ではないのではと心底思っていました。
ところがです。
今年は違いますね。
監督最終年の今年はコーチ陣に指導を任せておられるのでしょうか。
4月17日、この日も2対0でヤクルトに勝利しました。
なんとこれで11試合連続で投手陣は2点以内に抑えています。
失礼ですが今までの中日ではない感覚です。
素晴らしいとしか言いようがありません。

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今年から4番打者には昨年まで巨人の中田翔選手がまかされています。
大野雄大投手も復活が待たれます。
存在感のある中田選手が打撃のリズムを作っている感じがしますね。
押さえのマルティネスがしっかりと仕事をしています。
若手が伸びてきていること、諦めないという気持ちが強くなってきていること、粘り強いチームになっていますね。

あくまで想像ですが監督の立浪氏が最後の年だから、コーチ陣に任せてみようかと
監督としての懐が大きくなったのでしょうか?
ひょっとしてEQ(感情指数)の勉強をされて、気持ちよくコーチや選手たちに野球をするコツを伝授したのでしょうか?

大谷選手がドジャースを選んだ理由の一つに優勝が出来るチームというものがあるように思います。
不思議ですね、
今迄あまり中日ドラゴンズに関心がなかった自分が地元という事を一つの理由にファンになろうとしています。

中日ファンのモチベーションが例年と違ってきています。
期待されていると感じると選手も活躍せざるを得ませんね。


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今迄リーグ優勝9回、日本一は2回の中日ドラゴンズ、果たしてリーグ優勝10回、日本一3回となるのでしょうか。
立浪監督は最下位から優勝という奇蹟的出来事を成す名監督になれるかどうか、それが現実となった場合のそうなった大きな要因は何か・・・実に興味津々であります。



カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
もちろんまだまだ人生の旅の途中ではありますが、どこかでこういったことを書いてみたく思っていました。
このブログでも時折ふれたことがありますが高校に入学したころから旅に出る事が好きになりました。
僕の両親は共に教員でしたが高校生になってからは僕の行動に対して殆ど干渉しなく「やりたいことをやってみろ」という目で育ててくれたと記憶しています。
有難いことです。(感謝です)

実は高校時代随分と学校を休みました。
義務教育から解放されたということも理由の一つですが・・・。
決して身体が弱いとかという理由ではありません。
反抗期ということも手伝ってか、学校をサボタージュしていろいろと出かけました。
また自宅でじっと本を読むとか、その当時から夢中になったフォークソングをギターで歌うなど頻繁にしていたような記憶があります。
とにかく1週間に一度は休日をとっていたように思います。
今では僕のわがままを許してくれ放任だった両親に感謝しています。
おかげで学校の成績は良くなくて2年次には進学コースへ進むことが無理で短大コースに入る事になりました。
当時の僕の通知表には恥ずかしながら5段階評価の1が(英語と地学)ありました。
僕の高校(岐阜県立関高校)は前期と後期に分かれており後期に1を取ると落第でした。(幸いにして僕は後期は2で落第を免れました)

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高校2年の文化祭に「旅のエッセイ」というものを書いて校内サークルの社会研究部に置かせていただいたことがあります。
その折に初めて将来自分は旅を日常化したいと書かせていただきました。

高校2年次の旅を始まりとして「僕の旅」はスタートしました。
僕の中の旅は観光といったものとは距離を置くもので、どちらかと言えば冒険に近いものと位置づけしていたように思います。
確かに当時の自分自身は金がないわけで、ヒッチハイクで多くの人の親切さという力を借りて、寝袋で所かまわず睡眠をとるといったものでした。
若い事は素晴らしい事ですね。
何も怖いものがなかったように振り返ります。

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高校卒業の翌日からサラリーマンに。
まずは社会人を経験しておきたかったのが本音でした。
その後浪人を経験して弁護士を一番多く輩出していた中央大学へ、そして挫折。
大学時代も随分と数多くアルバイトを経験し、稼いだお金を元に全国へいろいろ旅を
させて頂きました。
挑戦的な冒険に似た旅が多かったように振り返ります。
マスコミへと志望を変えて2年次から法政大学に編入。
広告研究会と中野ゼミでエンジョイしました。
ところが卒業した年は第1志願と第2志望の企業が採用なし。(大変な不況でした)
自分の中で大きく方向転換してまさかの住宅業界にたどり着きます。

社会人となって住宅営業は毎日が本当に大変でしたが楽しい日々でもありました。
自分で時間管理して、自分で好きなように仕事をする・・・結果で評価はされ信賞必罰的といった形でしたが、毎日が挑戦の連続だったようにも思います。
厳しかったですね。
でもそういった体験が人生の中では大切だと考えます。
理不尽さも経験するべきかもです。

27年間積水ハウスにお世話になりました。
仲間と一緒に企画した『住まいの参観日』、支店長時代の全国トップの業績。
クレームで悩んだ後のお客様満足の実現。
多くの感動を味わい素晴らしい社会人人生でした。
熱い思い出がいっぱいできました。
たくさんの感動も経験出来ました。
ヘッドハンティングで迷い、社内の人事で方向性を見失い、グリコのキャラメルではありませんが「一粒で2度おいしい」人生に踏み込みました。

現在の仕事です。
この3月で創業20年目を迎えました。
本当に速いものですね。
有難いことに沖縄県以外の46都道府県からオファー(仕事の御縁)を頂きました。
お陰様で日本全国の地理は詳しくなりました。
10年間はほとんど休みなしの充実の日々が継続しました。
ホテルが我が家といった感覚です。
まさに「人生は旅」の実現です。
今月も彷徨は継続しています。

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ただ一つの人生、皆さん方にも決して後悔をしてほしくありません。
「一期一会」で現在もいろんな方々とのご縁を頂きます。
そしていつも皆さん方にお話しするのは・・・
チャレンジですね。
そしてその先の感動も味わってほしいですね。
生きてきてよかった、素晴らしい人生だったと思っていただきたいものです。


<追加>
本屋大賞を受賞された宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りに行く」「成瀬は信じた道を行く」お薦めです。

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